お問い合わせ
資料ダウンロード

閉じる

ブログ

デジタルシフト社のブログです。DXにまつわるTipsを発信しています。

トップブログLINEマーケティングとは?メリットや方法、ツールの選び方をわかりやすく解説!

LINEマーケティングとは?メリットや方法、ツールの選び方をわかりやすく解説!

年齢・性別を問わず利用されているLINEは、単なるコミュニケーションツールに留まらず、企業にとっては有効なマーケティング手段として活用できます。

本記事では、LINEマーケティングとは何か、メリット・デメリット、具体的な方法、LINEマーケティングツールの機能や選び方を解説します

LINEマーケティングとはLINEを活用した集客や販促活動のこと

LINEマーケティングとは、LINE公式アカウントなど「LINE for Business」の機能を活用した販促活動のことです。LINE公式アカウントの友だちを増やして集客につなげたり、顧客とコミュニケーションを取って商品やサービスの購入を促したりなど、マーケティングに活用できます。

LINEは多くの世代にユーザーがいるため商材のターゲットに合った訴求ができる可能性があります。そのためLINEマーケティングは数多くの企業が導入しています。

 

LINEマーケティングのメリット5つ

LINEは日本国内で月間約9,300万人(2022年9月時点)が利用しており、企業が配信するメッセージの開封率が高い点も特徴です。LINEマーケティングツールと組み合わせれば、さまざまな訴求が可能です。(※)

※出典:LINE株式会社. 「LINE広告」. https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/, (入手日付2023/1/24).

1.年齢・性別を問わず利用者数が多い

LINEは世界230以上の国と地域で利用されており、日本国内でも月間約9,300万人、利用者は人口の約7割に達しています。また、ユーザー属性は男女同程度、年齢層は15~65歳以上まで各年代を等しくカバーしています。(※)

このため商品やサービスの内容を問わず、マーケティング活用ができるのが特徴です。

※出典:LINE株式会社. 「LINE Business Guide」. https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202210-202303.pdf, (入手日付2023/1/24).

2.メッセージの開封率が高い

LINEの調査によると、LINE公式アカウントからメッセージを受け取ってすぐに見ると回答した人は約2割、その日のうちに見ると回答した人は約8割です。(※)

普段からメッセージのやり取りに使うツールのため、メール以上に高い開封率が期待できます。

※出典:LINE株式会社. 「LINE公式アカウント」. https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/, (入手日付2023/1/24).

3.アプリ開発にかかる費用が不要

企業のなかには自社で開発したアプリを介して、顧客に商品やサービスの購入を促すケースがあります。自社でアプリを開発すると開発費用が発生するのに加えて、アプリのリリースまでに時間がかかってしまいます。

一方、LINE公式アカウントはLINEアプリ上でマーケティングが行なえるため、独自のアプリ開発にかかる費用は発生しません。また、LINE公式アカウントは認証審査こそ発生しますが、独自のアプリ開発よりは早くリリースできます。

4.複数の担当者でLINE公式アカウントを管理できる

LINE公式アカウントは、複数の担当者でアカウントの管理が可能です。複数の担当者で管理することで、送られてきたメッセージの見逃し防止やスピーディなレスポンスにつながります。また、管理にかかる労力を分散できるため、継続的な運用が期待できます。

5.さまざまなマーケティング手法を活用できる

LINE for Businessでは単にメッセージを送るだけでなく、クーポンやオリジナルスタンプの配信など、さまざまなマーケティング手法を活用できます。顧客の属性に合わせたマーケティング手法を選択できるため効果を上げやすいです。

 

LINEマーケティングのデメリット3つ

LINE公式アカウントで顧客にアプローチするためには、まず顧客が自社のアカウントを友だち追加する必要があります。配信が不要と思われれば簡単にブロックされてしまいます。利用規約に違反するとアカウントが停止され二度と復元できない点にも注意が必要です。

1.LINE公式アカウントでメッセージ配信するには友だち追加が必要

LINE公式アカウントを開設しても、顧客に友だち追加してもらわなければメッセージを配信できません。そのため次のよう方法を用いて、アプローチしたい顧客に友だち追加を促すことが重要です。

実店舗があれば目の付く場所にQRコードを設置する
TwitterをはじめとしたSNSでLINE公式アカウントを周知する

さらに顧客からメッセージなどのアクションを受け取らないと個別チャットは利用できません。顧客からメッセージを受け取るためには、後述するLINE公式アカウントの機能を活用しましょう。

2.ブロックしたユーザーへメッセージ配信できない

自社アカウントをブロックしたユーザーへはメッセージ配信ができません。ユーザーは自分が必要ではない情報だったり、受け取ったメッセージが煩わしいと感じてしまうと、簡単にブロックします。顧客のメリットとなるような情報配信が必要な点は、メールマーケティングと同様です。

3.アカウントが停止される可能性がある

LINE公式アカウントは利用規約に違反するとアカウントが停止される可能性があります。さらに停止されると復旧もできないため特に注意が必要です。ギャンブルなど一部の商品やサービスは利用自体が出来ません。

どのようなSNSにも当てはまるものの、運用前に利用規約やガイドラインの確認が必要です。

 

LINEでできるマーケティング方法

LINE for Businessでは、LINE公式アカウントだけでなくLINE広告の活用など、マーケティングに役立つさまざまな機能を活用できます。

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは友だちになった顧客に対しトーク画面からメッセージの送信が可能です。フリープランも用意されているため気軽に導入でき、以下の付随機能も活用できます。

あいさつメッセージ

あいさつメッセージは友だち追加された直後に自動でメッセージを配信する機能です。1通目のため顧客の目にも止まりやすいメッセージです。

ステップ配信

ステップ配信とはメールマーケティングのように、登録して3日後にクーポンを配信するなど、あらかじめ設定した内容を順次配信できる機能です。自動配信のため、最初に設定すれば簡単にステップマーケティングができます。

クーポン

クーポン機能はメッセージやLINE VOOMにクーポンを発行できる機能です。メッセージに投稿すれば顧客の購買を促し、VOOMに投稿すれば友だち追加を獲得しやすくなります。

リッチメニュー

リッチメニューとはトーク画面の下に固定メニューを表示する機能です。メニュー内容は自由に設定でき、目につきやすいためタップされやすくなります。公式サイトへの誘導やクーポンの配信など、項目別に表示方法を変えて顧客の行動を促せます。

リッチビデオメッセージ

リッチビデオメッセージとは、チャット画面で自動再生される動画を配信する方法で、遷移先の設定も可能です。商品を使っているところを動画に撮れば、視覚的に高い訴求効果が期待できます。

LINE VOOM投稿

LINE VOOMは記事や画像、ショート動画を見られるサービスです(旧タイムライン)。メリットは友だち以外の投稿がみられ、メッセージの返信もできるため、企業で活用すれば友だちを増やしたり、商品やサービスの広告に利用できたりもします。

ショップカード

ショップカードはLINE上でデジタルポイントを発行する機能です。例えばサービスの利用や来店で付与でき、ポイント数に応じたインセンティブも設定できます。ショップカードはこの他にも多彩な機能を利用できます。

LINE広告

LINE広告はLINE上のさまざまな場所に広告を出稿できる機能です。トークリストだけでなく、LINE VOOMやLINEマンガなどにも出稿でき、顧客の属性に合わせた訴求もできます。出稿後は効果測定により調節します。

LINEチラシ

LINEチラシとは、商圏内の顧客に対しデジタルチラシを配付できるサービスです。LINE公式アカウントからからプッシュ配信できる他、LINEウォレットやチラシメディア画面からセグメント別の配信も可能です。

紙のチラシ以上に顧客を絞って効果的なマーケティングができます。

LINEプロモーションスタンプ

LINEは、LINEスタンプとしてイラストや写真をメッセージのチャット内に挿入可能です。LINE公式アカウントの場合はLINEに広告費を支払うことで、LINEプロモーションスタンプとして企業が作成したオリジナルのスタンプを無料または条件付きで顧客に提供できます。

顧客がLINEプロモーションスタンプを他のLINEユーザーに送ることで、自社の認知度向上につながります。実際、LINEユーザーの約70%がスタンプを毎日利用し、80%以上が無料スタンプのダウンロード経験があると回答しているため、効果的なプロモーション活動が期待できるでしょう。(※)

プロモーションスタンプの具体的な方法には以下があります。

※出典:LINE株式会社. 「LINE Business Guide」. https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202210-202303.pdf, (入手日付2023/1/24).

スポンサードスタンプ

スポンサードスタンプは自社オリジナルスタンプをLINEスタンプショップ経由で提供する方法です。

ダイレクトスタンプ

ダイレクトスタンプはスポンサードスタンプと異なり、自社オリジナルスタンプをLINEスタンプショップではなく、自社が配布・提供できる広告商品です。スポンサードスタンプよりも施策にかかる費用を抑えられる傾向にあります。

スポンサードターゲティングスタンプ

スポンサードターゲティングスタンプはユーザーのみなし属性に応じて、オリジナルスタンプを提供できる広告商品です。オリジナルスタンプはLINEスタンプショップ内で提供されます。

みなし属性とは次のような情報を基にLINEユーザーを分類したものです。

性別
年代
エリア情報とユーザーの⾏動履歴
 LINE内コンテンツの閲覧傾向
LINE内の広告接触情報

ダウンロード期間終了後は性別・年代属性別のレポートも発行されます。

ミッションスタンプ

ミッションスタンプは顧客に対して一定のミッションを設定して、顧客がクリアできた際に自社オリジナルスタンプを提供する広告商品です。

一定のミッションとは具体的に、新規会員登録・資料請求・アンケート回答・キャンペーン利用などが挙げられます。

スポンサードスタンプ、ダイレクトスタンプ、スポンサードターゲティングスタンプと連携した設定も可能です。

 

LINEマーケティングを効果的に行なうには外部ツールを活用する

LINEマーケティングを効果的に進めるためには、分析や配信などの機能を備えた、外部ツールの活用が不可欠です。ここでは外部ツールで利用できる基本的な機能を紹介します。

1. 顧客管理機能

顧客管理機能とは、LINEの友だちなどの顧客情報を一元管理できる機能です。年齢や性別、居住地域、購入商品など、セグメント別に管理できるため効率的にマーケティング進められます。

2. 分析機能

分析機能は顧客が友だち追加をしたときの店舗や広告など、流入経路を分析する機能です。流入経路が分かれば効率的な顧客の獲得が可能です。また、顧客管理機能に蓄積されたデータを元にしたセグメント抽出、リッチメッセージのクリック率なども分析できます。

3. 配信機能

配信機能ではステップ配信やセグメント別のメッセージ配信、クーポンの送信などを管理できます。顧客ごとに最適な内容の配信を行うことで、開封率やクリック率の向上が期待できます。

4. 会話支援

会話支援はLINEチャットに送信された質問に対し、チャットボットが自動で返信する機能です。よくある質問などはチャットボットが対応し、自動での対応が難しい場合は有人チャットや電話にシームレスに切り替えられるといったことが可能です。

5. アンケート機能

アンケート機能はチャットや回答フォームなどで、アンケートを実施できる機能です。アンケート調査により、顧客管理だけでは把握できない情報の取得も可能です。ツールによってはアンケート結果の分析にも対応しています。

 

LINEマーケティングツールを選ぶときのポイント

LINEマーケティングツールは価格も機能もさまざまな製品があるため、自社のマーケティングに合ったツールを選ぶ必要があります。ここでは、基本的な確認すべきポイントを解説します。

コスト

無料で始められるものから月額利用料が数千円~数万円まで、LINEマーケティングツールにはさまざまな価格帯があります。そのため予算と希望する機能をある程度決めた方が選びやすいでしょう。

また無料トライアルやフリープランがあるものは、一度使ってみて使用感を確かめるのもおすすめです。

機能

顧客管理や配信など先述した基本的な機能の他、ツール別に独自の機能を備えています。

例えば商品やサービスの販売では、グリーティングカード機能やキャンペーン管理機能など、顧客体験を向上させる機能が充実しているとよいでしょう。

使いやすさ

機能が充実していても管理画面が使いづらいと、業務が進まない原因になります。直感的な操作ができるものであれば、不慣れな担当者でも安心です。

また、計量ツールなど外部連携できるとマーケティングの幅が広がります。

サポート体制

企画から導入、運用改善まで、サポート体制が充実しているツールがおすすめです。理由として、LINEマーケティングではさまざまなデータの抽出や分析ができないと、効果的な販促活動が行なえないためです。

サポート体制が充実しているツールの方が、業務効率的にも有効になります。

 

【まとめ】

マーケティングを効率よく進めたいならLINEを活用しよう

LINEマーケティングとは、「LINE for Business」の機能を使った販売促進方法です。LINEは日本国内の月間利用者数が9,300万人に上り、年齢・性別を問わず利用されているSNSのため、マーケティングに活用することで幅広い層にアプローチできます。また、オリジナルのスタンプを用いたプロモーション機能もあり、自社の認知度向上につなげられます。

LINEによるマーケティングをより効率的に進めるには、外部のマーケティングツールの活用がおすすめです。DIGITAL SHIFT(デジタルシフト)社では、LINEマーケティングを効率的に進められるツール「TSUNAGARU」を提供中です。これまでに100社以上のLINE公式アカウントで導入されており、多彩な機能が利用できるだけでなく、企画提案から運用改善までサポートしています。

フリープランもご用意しておりますので、気になる方はぜひ一度、お気軽にお問合せください。