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LINEマーケティングツールのおすすめ5選や選び方を解説

LINEで広告やキャンペーンを配信し、顧客接点を生み出すことをLINEマーケティングと呼びます。
より効果的なマーケティングを実施するためにLINEのツールが各社からサービス提供されております。

本記事では、LINEマーケティングツールの機能やメリット、導入すべきツール5選を紹介します。

LINEマーケティングツールでできること

LINEには、家族や友人でやりとりするコミュニケーションアプリとしての側面だけでなく、顧客接点を生み出すビジネスツールとしての側面があります。LINEの法人向けサービス(LINE for Business)を利用すれば、マーケティングの効率をさらに高めることが可能です。

 

機能

LINE公式アカウント

企業の公式アカウントを作成し、ユーザー(友だち)に向けて1on1でメッセージを配信する

LINE広告

LINEのタイムラインやニュース画面に広告を配信する

Talk Head View 

LINEのトーク画面の上部に動画や静止画の広告を配信する

LINEチラシ

LINEアプリをダウンロードしたユーザー向けにデジタルチラシを配信する

こうしたLINE for Businessの機能をもっと使いやすくするためのツールが、LINEマーケティングツールです。LINEマーケティングツールでできることを4つ紹介します。

ユーザーの行動データを細かく分析

LINEマーケティングツールは顧客のユーザーIDを連携することで、LINE内での行動データを紐づけ、顧客情報を細かく分析できます。例えば、以下のようなデータを収集することが可能です。

顧客属性
購買データ
ポイント情報
LINE内行動データ

またLINEマーケティングツールによっては、さまざまな設問のアンケートを作成し、ターゲット層を細かく分析できます。LINEの公式APIで引き渡されるデータだけではわからない、さまざまな顧客情報を知ることが可能です。

興味関心が高いユーザーのセグメント化

LINEマーケティングツールには、セグメント配信を行う機能があります。セグメント配信は顧客の行動データを活用して、自社の商品やサービスへの興味関心度を分析し、見込み顧客をセグメント(絞り込み)する機能です。

LINEは幅広い年齢層のユーザーが利用していて、月間アクティブユーザーは約9,300万人(2022年9月時点)に達しています。(※)無作為に広告やキャンペーンを配信してもすべての顧客の反応につながるとは限りません。

LINEマーケティングツールのセグメント配信機能を利用すれば、興味関心度が高い顧客を絞り込み、ピンポイントで広告やキャンペーンを配信することが可能です。また、MA(Marketing Automation)と連携可能なツールなら、メッセージの配信を自動化することもできます。

※出典:LINE株式会社.「LINE広告」.https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/,(参照 2023-01-24)

チャットボットによる自動応答

LINE公式アカウントを運用する場合、多くの顧客と1on1でやりとりしたり、問い合わせを受け付けたりすることができます。LINEマーケティングツールには、チャットボットを用いた自動応答機能が用意されています。定型的な質問であれば、問い合わせ対応を自動化することが可能です。

よくある問い合わせや似たような問い合わせはチャットボットで対応することで、サポートチームの業務負担を軽減できるでしょう。有人対応が必要な問い合わせの場合は、AIの判断でシームレスに切り替え柔軟に対応できます。

ダッシュボードでの振り返り

LINEマーケティングツールには、LINEの運用成果をひと目で確認するためのダッシュボード機能があります。

例えば、友だち数の推移や配信したメッセージの開封数、メッセージ中のURLのクリック回数など、マーケティング施策に必要な情報をすばやく振り返ることが可能です。

LINEマーケティングツールを導入するメリット

LINEマーケティングツールを導入するメリットはさまざまありますが、なかでもここでは次の3つを紹介します。

LINEの公式APIにはない機能を利用できる
幅広いユーザー層にリーチできる
データドリブンなマーケティングを実現できる

LINEマーケティングツールはLINEの公式APIにはない機能を利用し、マーケティング効率をさらに高めることが可能です。また、データドリブンなマーケティング戦略を実現しアクティブユーザーにリーチできます。

LINEの公式APIにはない機能を利用できる

LINEは、LINE Messaging APIを一般公開し、LINEをビジネスに利用する企業向けのオプション機能を提供しています。ユーザーに送るメッセージの種類が追加されたり、トーク画面のメニューを編集する機能を提供したりしているため、こういった機能を利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。

しかし、LINE Messaging APIの機能を利用するには、自社の基幹システムとAPIをつなぐプラットフォームの構築が必要です。また、LINE Messaging APIを用いたシステムのセキュリティ対策も、あくまで企業側が行う必要があります。

こうした課題を解決できるのが、LINEマーケティングツールです。LINEマーケティングツールを導入すれば、基幹システムを改修することなく、LINE Messaging APIの機能を利用できます。セキュリティ対策も行われるため、安心して顧客情報を管理することが可能です。

幅広いユーザー層にリーチできる

LINEマーケティングツールを導入すれば、幅広いユーザーにリーチし、自社の商品やサービスの認知度を高められます。

総務省の「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、主なソーシャルメディア系サービスの利用率は以下のとおりです。(※)

 

全年代

10代

20代

30代

40代

50代

60代

男性

女性

LINE

92.5%

92.2%

98.1%

96.0%

96.6%

90.2%

82.6%

89.7%

95.3%

Twitter

46.2%

67.4%

78.6%

57.9%

44.8%

34.3%

14.1%

46.5%

45.9%

Facebook

32.6%

13.5%

35.3%

45.7%

41.4%

31.0%

19.9%

34.1%

31.0%

Instagram

48.5%

72.3%

78.6%

57.1%

50.3%

38.7%

13.4%

42.3%

54.8%

mixi

2.1%

1.4%

3.3%

3.6%

1.9%

2.4%

0.4%

3.0%

1.2%

GREE

0.8%

0.7%

1.9%

1.6%

0.6%

0.3%

0.0%

1.3%

0.3%

Mobage

2.7%

4.3%

5.1%

2.8%

3.7%

0.7%

0.7%

3.4%

1.9%

Snapchat

2.2%

4.3%

5.1%

1.6%

1.9%

1.7%

0.4%

1.3%

3.1%

TikTok

25.1%

62.4%

46.5%

23.5%

18.8%

15.2%

8.7%

22.3%

27.9%

YouTube

87.9%

97.2%

97.7%

96.8%

93.2%

82.5%

67.0%

87.9%

87.9%

ニコニコ動画

15.3%

19.1%

28.8%

19.0%

12.7%

10.4%

7.6%

18.1%

12.4%

LINEの利用率は92.5%と全年代を通じてもっとも多く、若年層からシニア層まで多くのユーザーに利用されていることがわかります。LINEに特化したマーケティングツールを用いれば、これまでリーチしづらかったユーザー層にアプローチすることも可能です。

※出典:総務省.「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」.https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf,(入手日付2023-01-18)

データドリブンなマーケティングを実現できる

LINEマーケティングツールを導入すれば、顧客の購買データを分析して、データに基づくマーケティング戦略を組み立てられます。

顧客データの分析やメッセージの配信結果の振り返りに必要な機能が最初から用意されているため、ほとんど運用工数がかかりません。データドリブンなマーケティングの実現につながるのが、LINEマーケティングツールのメリットです。

おすすめのLINEマーケティングツール5選

ここでは、LINEマーケティングツールの導入を検討している人向けに、おすすめのツールを5つ紹介していきます。なお、この項目で紹介するツール価格には、LINE公式アカウントの利用料金は含まれていません。

1. TSUNAGARU(つながる)

TSUNAGARUは、DIGITAL SHIFT(デジタルシフト)が提供しているLINEマーケティングツールです。

LINEの認定パートナー制度、LINE Biz Partner Programのコミュニケーション部門(Technology Partner)において、2期連続最上位となるDiamondの認定を受けています。TSUNAGARUを導入すれば、LINEのAPIに対応した豊富なマーケティング機能を利用可能です。

 

TSUNAGARUの主な機能

リスト作成・管理

取得した顧客データを分析し、興味関心度の高い見込み顧客のリストを作成

自動応答(チャットボット)

よくある問い合わせをチャットボットに登録し、チャットでの対応コストを削減

リッチメニュー

LINEのトーク画面をカスタマイズし、自由なレイアウトでメッセージをやりとり

セグメント配信

興味関心度の高い顧客のみにメッセージを配信し、配信数のムダを削減

受信メッセージ

顧客からのメッセージをダッシュボード画面で確認し、いち早くレスポンス

友だち推移レポート

LINEの友だち数の推移をダッシュボード画面からひと目で確認

配信実績レポート

配信したメッセージの開封率やコンバージョン数などをダッシュボード画面で分析

アンケート

性別や年齢層など、特定の顧客を対象としたアンケートを配信

クリック計測

メッセージ内のURLのクリック回数を計測し、マーケティング施策の効果を測定

TSUNAGARUが企業に選ばれる理由は主に4つあります。

軽微なシステム改修だけでLINEマーケティングをスタート可能
LINE公式アカウントを意識したシンプルで使いやすいUI
自由なレイアウトでリッチメニューを作成でき、チャットやアンケートがより快適に
さまざまな業種の導入ノウハウがあるため、短期間での導入が可能

軽微なシステム改修だけでLINE Messaging APIの機能を利用できるため、スモールスタートでツールを導入できます。また、見やすいリッチメニューやシンプルなUIを意識しており、LINEマーケティングが初めての人でも使いやすいシステム設計になっているのが特徴です。

プラン

初期費用(税抜)

月額料金(税抜)

配信通数/月

フリープラン

0円

0円

45,000通まで

ライトプラン

0円

39,800円

45,000通まで

スタンダードプラン

0円

79,800円

500,000通まで

プロプラン

0円

149,800円

1,000,000通まで

エンタープライズプラン

要問い合わせ
※毎月100万通以上配信する企業向け

TSUNAGARUのフリープランは、最短5分でLINEマーケティングをスタートできます。導入後はLINE専門のチームが運用サポートを担当し、コンサルティングを行うのもTSUNAGARUの強みです。(※)

※出典:株式会社デジタルシフト.「TSUNAGARU」.https://www.tsunagaru.app/(入手日付2023-01-24)

2. LINY(リニー)

LINYは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供するLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントの運用をサポートするためのツールで、LINEマーケティングを効率化する3つの工夫があります。

顧客の情報を自動で収集し、タグ付けで自由にカテゴライズ
顧客の属性に合ったメッセージを配信して反応率をアップ
チャットボットのようにメッセージのやりとりを自動化

管理者のIPアドレスの制限や、ログインの際の二段階認証をオプション機能として用意しており、徹底したセキュリティ対策もLINYの特徴です。定期的なアップデートを続け、3,500社を超える法人や個人事業主に選ばれています。料金は以下の通りです。

プラン

初期費用(税抜)

月額料金(税抜)

配信通数/月

スタートプラン

49,800円

 

 

5,000円

1,000通まで

ベーシックプラン

39,800円

15,000通まで

プレミアムプラン

69,800円

45,000通まで

3. L Message(エルメ)

L Messageは株式会社ミショナが提供するLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントでの集客や販促の自動化に長け、豊富な機能でLINEマーケティングを効率化します。

 

L Messageの主な機能

自動応答

あらかじめメッセージを登録し、指定キーワードに反応してメッセージを送信

リッチメニュー

トーク画面下部のメニューをカスタマイズし、切替やタブも設定可能

テンプレート

チャットやメッセージのテンプレートを保存し、使い回しが可能

フォーム作成

自由な設問でフォームを作成し、アンケート調査を手軽に実施

タグ管理

友だちに任意のタグを付け、グルーピングやセグメント化を後押し

リマインド配信

セミナーやイベントが近づいたら、対象顧客にリマインダを送信

決済連携

決済代行サービスと連携し、そのまま商品の代金を決済可能



プランはフリープランとスタンダードプランの2種類があり、フリープランは月1,000通までのメッセージを完全無料で配信できます。また、スタンダードプランはデータ容量(100GB)を超過しない限り、無制限でメッセージを配信することが可能です。(※)

プラン

初期費用(税抜)

月額料金(税抜)

配信通数/月

フリープラン

0円

0円

1,000通まで

スタンダードプラン

0円

10,780円

無制限(従量課金なし)

4. Poster(ポスター)

Posterは株式会社モスコソリューションズが提供しているLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントの運用を効率化するためのツールで、LINE運用の悩みを解決できます。

悩み

Posterの解決方法

顧客を絞り込み、好みや希望に合ったメッセージを配信したい

アンケート調査や顧客ごとのタグ付けにより、顧客の興味関心をセグメント化

顧客に合わせてリッチメニューを出し分けたい

トーク画面の選択肢(ポストバックアクション)や、友だち登録の経路の分析により、リッチメニューを出し分け

メッセージを配信しても効果が感じられない

さまざまなレイアウトの「フレックスメッセージ」を作成し、より印象的なメッセージを配信可能

Posterにはフリープラン、エントリープラン、ビジネスプランの3つのプランが用意されています。友だちが2万人を超える場合は、サポートプランの登録が必要になります。

プラン

初期費用

月額料金(税抜)

配信通数/月

フリープラン

0円

0円

1,000通まで

エントリープラン

0円

980円

5,000通まで

ビジネスプラン

0円

5,000円

15,000通まで

サポートプラン

要問い合わせ

5. L.B.B.Cloud

L.B.B.Cloudは株式会社LBBが提供しているLINEマーケティングツールです。LINEツールの中でも、LINEと連携して注文を受け付けるモバイルオーダーに対応したプラットフォームです。

L.B.B.Cloudは飲食店だけでなく、イベント会場や催事場での物販や、ホテル・宿泊施設でのルームサービスなど、幅広い業種で利用されています。L.B.B.Cloudを導入すれば、予約・注文・決済などの基本的な機能はもちろん、レジの混雑や待ち時間を解消するための機能を利用できます。

予約・注文・決済の全ての手続きが来店前に完結するため、注文受付業務の負荷を軽減
クレジットカード、オンライン決済、後払い決済の3種類の決済代行サービスに対応
出来上がり時間が自動で通知されるため、レジの混雑や待ち時間を解消

LINEマーケティングツールとしてL.B.B.Cloudを導入する場合、LINEとの連携機能はProプランしか利用できません。

またイベント・催事の期間のみのイベントプランや、ホテル・宿泊施設のルームサービスを想定したホテル・旅館プランも用意されています。イベントプランやホテル・旅館プランはLINEとの連携が可能です。料金は以下の通りです。

プラン

初期費用

月額料金(税抜)

配信通数/月

無料プラン

0円

0円

-

Basicプラン

0円

11,000円

-

Proプラン

0円

16,500円

-

イベントプラン

要問い合わせ

-

ホテル・旅館プラン

要問い合わせ

-

【まとめ】

売上拡大を目指すならLINEマーケティングツールの導入を!

マーケティングのDXを目指すなら、LINEマーケティングツールの導入がおすすめです。LINEマーケティングツールを導入すれば、LINE for Businessでのマーケティングがもっと便利になります。

リッチメニューの作成やダッシュボードでの振り返りなど、LINEの公式APIにはない機能を利用できるのもポイントです。LINEマーケティングツールを選ぶときのポイントは主に3つあります。

リッチメニューが便利に使えるか
LINE専門チームのサポートを受けられるか
セキュリティ機能が充実しているか

マーケティングに役立つ機能だけでなく、運用サポートやセキュリティ対策にも目を向けることが大切です。この記事で紹介した5つのLINEマーケティングツールから、自社に合ったツールを選びましょう。